耐久性・信頼性に優れた送電ケーブルシステム
私たちは、電力インフラ業界における70年以上の実績を土台に、開発した材料を試験し、成功を実証してきました。その間ずっと既存技術の評価を継続し長所はそのままに、技術進歩を駆使した機能強化に取り組んでいます。こうした技術進歩は、業界全体との連携と材料科学に関する独自の知識の融合の賜物です。
私たちは技術改善に取り組みながら、その使われ方もつぶさに見てきました。ケーブル敷設については互いに相性の良い高品質絶縁材、外被材料、半導体コンパウンドを選り抜いた、システムとしてのアプローチをお勧めします。最善かつ最高の安定した結果が得られることを、私たちは経験的に知っています。
新次元の送電ケーブル絶縁性
1983年、ダウは、水トリー劣化架橋ポリエチレン(TR-XLPE)絶縁体を開発し、業界に変革をもたらしました。以降、TR-XLPE は従来のXLPEに代わって急速に普及し、北米においては地下送電ケーブル向け絶縁体として最も広く使用されています。その後、独自のTR-XLPEの成功を土台に、業界ニーズに対応するさらなる改良を行いました。
TR-XLPE技術の最新世代、ENDURANCE™ HFDC-4202絶縁体コンパウンドは、TR-XLPEの競合材料と比較して5倍の耐用年数を実現し1、新次元の信頼性を提供しています。
完全送電ケーブルシステム
TR-XLPE絶縁体の他、半導体シールド、外被材料向けコンパウンドを新たに開発しています。最新のTR-XLPE絶縁体と、ENDURANCE™ HFDA-0800/0802 BK超平滑半導体コンダクターシールド、ENDURANCE™ HFDA-0693 BK、HFDA-0693 BK LS低ストリップ絶縁体シールド、外被コンパウンド向け各種製品とを組み合わせることによって完全なシステムが完成します:
- 優れた耐湿性
- シンプルなケーブル設計
- より強固なケーブル製造のための高い加工性能
送電ケーブルシステムのための完成されたシステムソリューションを導入することで、新次元の信頼性と耐久性を叶えるケーブル構築が可能になります。
¹ACLT条件4.4に基づく