消泡剤用途・使用例|消泡メカニズム|製品形態|製品一覧(シリコーン消泡剤)|使用方法|消泡剤探索ツール・資料
泡のコントロールで、生産性の向上とコストダウン
製造プロセスで発生する泡は、生産性の低下や材料へのダメージによるコストの増加によって、お客様に、また更にその先のお客様にも大ききな問題をもたらします。ダウのシリコーンおよび特殊界面活性剤の消泡剤を使用して、さまざまな種類の泡を抑え、コントロールする方法をご覧ください。
- 低い表面張力、幅広い温度とpHレベルでの安定性、反応性の低下、消泡効果の持続性、またはるかに低い添加量で発揮する効果の活用
- 容器からあふれ出す液体、ハウスキーピングコストの増加、生産プロセスへの支障、素材へのダメージ、遅い水はけ、非効率な小分け・パッケージングなどに取り組む
- 消泡剤の使用量を減らし、生産性を高め、生産コストを削減し、食品および飲料の生産、加工、包装、最終使用のすべての段階でコストを節約
- 消泡剤の使用量を減らし、洗浄効率と洗浄剤の排水性を改善し、化学薬品の漂白剤の必要量を減らし、パルプおよび紙加工の初期消泡効果と持続性を改善
- 石油ガス工業、繊維工業、排水処理、金属加工油、洗浄そして農業などの分野での性能の向上
消泡剤の代表的使用例
- 金属加工油剤
- 樹脂・ラテックス、接着剤など
- 製紙前加工(パルプ工程など)
- 製紙後加工(サイズ剤など)
- 塗料・インキ・ワックス
- 繊維・染色加工助剤
- 排水処理
- 洗剤・洗浄剤(工業用・家庭用)
- 食品・発酵
それぞれの用途に適した具体的な当社製品については、ページ下部のリソースまたは消泡剤セレクションガイドをご参照ください。
消泡のメカニズム シリコーン消泡剤の特徴
オイル | DOWSIL™ SH 200 Fluidはポリジメチルシロキサン構造をもった無色透明のシリコーンオイルで 各種シリコーン消泡剤の基油となります。非水系での消泡に適し、一般的には低粘度のもは初期即 効性にすぐれ、高粘度のものは持続性に優れます。DOWSIL™ FS1265 Fluidは耐溶剤性に優れた フロロシリコーンオイルです。 |
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コンパウンド | オイル型に比べより高い消泡効果を得るため、シリコーンオイルに分散剤を加えた粘性の高い液体 です。非水系での使用や、乳化してから水系で使用するのに適します。 |
自己乳化型コンパウンド | シリコーンコンパウンドに乳化剤を加えた粘性の高い液体で、そのまま水に混ぜると自己乳化しエ マルションとなります。水系での使用に適します。 |
エマルション型 | シリコーンコンパウンドを乳化剤で乳化した水中油滴型エマルションです。水系での使用に適します。 |
一般的な使用方法
• 非水系の場合
発泡系で予め稀釈して添加していただく事で分散性が向上し
ます。一般的に水系に比べて少ない添加量で使用できます。
- 水系の場合
発泡系によって添加量は大きく異なりますが、有効成分で10~50 ppmの添加が一般的です。多くの場合、添加前に冷水で10~30倍に稀釈して添加していただく事で安定的に分散でき、後工程の不具合を予防できます。
各種助剤に内添する場合
洗浄剤・金属加工油剤・繊維油剤・助剤・製紙薬剤等にあらかじめ添加しておく事で発泡を抑制できます。この場合、内添安定性に優れた製品をお奨めします。添加量は有効成分で0.1~1.0%が一般的です。
消泡剤を安全・効果的にお使いいただくために
- あらかじめ、水または添加しようとする液で稀釈してから添加して下さい。
- 稀釈する場合は冷水を使用して下さい。40℃以上のお湯で稀釈すると安定性が損なわれるケースがあります。
- 稀釈した消泡剤はその日のうちに使用して下さい。
消泡性 試験方法
ダウは多様な条件の泡にあった消泡剤をお奨めする為にさまざまな試験方法による評価を行なっています。
- 消泡性試験の一例
