RecycleReady テクノロジー
店頭回収リサイクル向け技術
包装材料のリサイクルを容易に

ダウのRecycleReady 技術は、包装材メーカーおよびブランドオーナーに新たな選択肢を提供します。包装材メーカーは、ダウの樹脂、接着剤、相溶化剤などを使用することにより、持続可能かつリサイクル可能な包装材を生産することができます。これは、米国やカナダの食料品店の店頭で実施されているリサイクル品回収ボックスでのポリエチレン(PE)フィルム再利用スキームに沿ってリサイクルが容易な軟質包装を生産する方法のひとつです。加えて、これらの包装は How2Recycleロゴの認定を受けることが可能です。
リサイクル性というさらなる利点を兼ね備えた多層包装の性能
複合材料、多層包装、パウチ、ラップフィルム、バリア層に必要な機能を付与するために、リサイクル性について妥協する必要はありません。RecycleReady 技術は、さまざまなPE樹脂との組合せにおいて、必要な機能とリサイクル性を同時に実現します。
RecycleReady 技術を使用したパッケージを使用するブランドオーナー、小売業者、消費者は以下のような恩恵を受けることができます:
- 従来品と同等の剛性とバリア性能*
- 漏れを防ぐ完全な密閉シール
- 従来品と変わらないの利便性
- PEフィルムリサイクルシステムがすでにある地域でのリサイクル性の向上(北米での店頭回収など)
RecycleReady 技術は当初、乾物食品、冷凍食品、乾燥製品など、高いバリア性を必要としない用途のPE袋で始まりました。それ以降、当社はバリア性の改善、剛性の向上、ならびにより広い温度域での使用適正などの技術の改良を続け、より幅広い用途への使用が可能となりました。
RecycleReady 技術製品
店頭でのリサイクル回収向けにRecycleReady 技術は、知財保護された下記のダウ製品が使用されており、幅広い機能はじめとし、さまざまなソリューションを提供しています。 現在、北米での配合例は下記の通りです。
- RecycleReady LB - 低バリア性用途
- RecycleReady IB - バリア性用途
- RecycleReady AB - 高バリア用途
- RecycleReady IP - 加工性の向上
- RecycleReady IS - 高剛性用途
店頭のリサイクル回収箱
現在、多くの食料品店、ホームセンター、百貨店などでは、プラスチック製の買い物袋のリサイクル回収箱を設置しています。また、さまざまなフィルム、ラップ、その他のプラスチック袋も同様に店頭で回収されています。この中には、HDPE(一般的に#2として知られています)、LDPEおよびLLDPE(一般的に#4として知られています)製のバッグやフィルム、「How2Recycle」店頭回収ラベル付きの包装材などが含まれています。
RecycleReady 技術を使用した「How2Recycle」店頭回収ラベルに適合する包装は、上記のいずれの場所でもリサイクル回収が可能です。
北米におけるHow2Recycleラベル
北米では、製品メーカーおよび小売店がRecycleReady技術を加工業者に求める場合、最終的な包装構造をSPC(Sustainable Packaging Coalition®)へ提出して、「How2Recycle」リサイクルラベルの認定を受けることができます**。
使用承認された場合、「How2Recycle」リサイクルラベルを包装に印刷することにより、消費者へリサイクル可能性を分りやすく表示するとともに、リサイクル手順に関しても明確に指示することが可能です。
*市場における現在のスタンドアップパウチ(SUP)との比較。PE SUP用途に適したバリア性要求特性を別途ご確認ください。
**How2Recycleラベルは、GreenBlueのSustainable Packaging Coalition®(SPC)のプロジェクトであり、ダウはその設立メンバーです。
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より多くのリサイクルを可能に
RecycleReady を使用して包装をリサイクル可能にする方法について